押し付けられた自己イメージ
2009.06.01
今日の成人の大多数は仮面の背後で生きており、
各自が他者と自分自身に見せようとする
人格を仮面としている。
あらゆる願望と自発的欲求は、
個人の有機的本性をさらけだすことのないよう、
厳重な内部批判にさらされている。
仲間に絶えず支えられたいという欲求は極めて強く、
ほとんどの人が生活の大部分を費やして、
自分の仮面を強化する。度重なる成功も、個人を勇気付け、
この仮面劇に固執させる原因になる」と説いたのは
イスラエルのモーシュ・フェンデンクライスである。
仮面を通じての自己イメージは、人
間の潜在的可能性を縛りつけ、質の低い満足の中に安住させる。
このことに気づいたフェンデンクライスは、
感覚、感情、思考、運動の内、運動の面から
自己変革を追及した。
なぜなら、第一に運動は他のいずれにも増して神
経系の中で占める割合が大きく、
重力に対して体を保持するために脳によって引き起こされる
多面的で入り組んだ一連の行動なしには、
感覚、感情、思考すらあり得ないからである。
筋肉は自己評価の基本であり、自分の内部との対話でもある。
習慣となった仮面を支えているのも筋肉である。
筋肉を変化させることが、思考や感情を
出来合いのパターンから解放させることになる。



















