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« 2009年05月 | メイン | 2009年07月 »

押し付けられた自己イメージ

今日の成人の大多数は仮面の背後で生きており、
各自が他者と自分自身に見せようとする
人格を仮面としている。
あらゆる願望と自発的欲求は、
個人の有機的本性をさらけだすことのないよう、
厳重な内部批判にさらされている。
仲間に絶えず支えられたいという欲求は極めて強く、
ほとんどの人が生活の大部分を費やして、
自分の仮面を強化する。度重なる成功も、個人を勇気付け、
この仮面劇に固執させる原因になる」と説いたのは
イスラエルのモーシュ・フェンデンクライスである。
仮面を通じての自己イメージは、人
間の潜在的可能性を縛りつけ、質の低い満足の中に安住させる。
このことに気づいたフェンデンクライスは、
感覚、感情、思考、運動の内、運動の面から
自己変革を追及した。
なぜなら、第一に運動は他のいずれにも増して神
経系の中で占める割合が大きく、
重力に対して体を保持するために脳によって引き起こされる
多面的で入り組んだ一連の行動なしには、
感覚、感情、思考すらあり得ないからである。
筋肉は自己評価の基本であり、自分の内部との対話でもある。
習慣となった仮面を支えているのも筋肉である。
筋肉を変化させることが、思考や感情を
出来合いのパターンから解放させることになる。

しみじみとする。

3日から5日まで自己実現や自己統合、自己受容に
ついて考えます。
もう一度、学習の整理をしてみませんか?
新たな発見があるかも知れません!
(皆さんがブログを見てくれていることを広く自己統合すれば
このブログは自分へのメッセージなのですね。
そして、ブログを通して私と皆さんは連続的あるいは統一的な
作用によって関係性が生まれ、相互交渉していることになります)


その前にしみじみと。
平家物語・・・などをどうぞ。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ


(注)
祇園精舎(ぎおんしょうじゃ):須達(しゆだつ)長者が釈迦とその弟子に寄進した寺。沙羅双樹(さらそうじゅ、しゃらそうじゅ):インド、クシナガラ城外、娑羅の林の中、釈迦の病床の四方に二本ずつ相対して生えていたという娑羅の木。盛者必衰(じょうしゃひっすい、しょうじゃひっすい):世の中は無常であり、勢いの盛んな者もついには必ず衰えほろびるということ。偏に(ひとえに):まったく。もっぱら。「一重に」の意味

自己受容とは。

自己受容と自己統合、自己実現は連続した統一行動です。

自己受容は、「体験を受け入れる」ということですが、

BT学では、次のように解釈しています。

「自分自身が体験することには、無駄なことは一切なく、

その体験には自分の人生が成長する意味や価値が隠されている」。

ここで大切なことは、自己受容の前提(ビリーフ)に

「人生の成長」という行動目標(これは後ほど記述します)

があることです。

学習課程では、目標についての授業がありますが、

受容することの意味や目的を自覚しなければ、

本能的な「快・不快」の情動により、私たちは自動的に

ストレス反応を引き起こしてしまいます。

私たちの内的な世界は、合理的(自分の都合の良いように)

に統合しやすい世界ですが、

外の世界から飛び込んでくる不合理なストレッサー(体験)は、

自分の中にある「正しさ」や、「こうあるべき」とい

う観念と矛盾を引き起こして自分の内的世界を混乱させます。

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(自分は納得できない! 拒絶するぞー!」


つまり、自己の内的世界と外の世界の統合が
できなくなって行くのです。
この不合理に直面したときに、心は問題を抱え、
葛藤して悩みが深刻化していきます。
それだけではありません。
自己統合ができないと(ある意味狭い統合場合)、
外の世界に対して、攻撃性が現われてくるのです・・・(続く)


自己統合とは。

自己統合は、「自分と他を区別しない」という表現をしてきました。
自分以外の外の世界は自分と分離していると
考えていることが、実は自分の内的世界であるということです。
つまり、自分の「脳」で見たり聞いたりしている訳で、
この脳が変われば、見方や聞き方が変わっていきます。
ある人は、花を見て感動しますが、
ある人は何も感じないということです。
ひたむきな生き方が、人格の統合を生み出すことは明らかです。
しかし、私たちは悪いことにもひたむきになれます。
例えば、ストーカーもひたむき、教育ママもひたむき,
プラス思考を信仰する者、犯罪者も目的に向かってひたむきである。
まちがいなくこの人たちは、標準以上に活力にあふれ、
充実して、目は輝き、人格が統合されていると言えます。
この人たちから他の人を見れば、無気力で、
生きる目標が曖昧で、意味のない平凡な人生を
送っているように見えるし、対照的に自分たちは充実していて
正しい行動をしているように感じているのかもしれません。
しかし、自然性から見れば、この人たちの人格統合には、
何か無理があるように感じられるのはなぜでしょうか。
どうも自然体を感じない。その訳は、彼らのひたむきさに、
「強迫性(極端・偏り)」があるからです。
つまり、「ねばならない」という観念に支配されていることが
問題なのです。
自己統合は、広い世界を統合したほうが良く、
この統合が狭いと社会との関わりにトラブルが発生してきます。
例えば、何事もキチンとしなければならない人は、
そのこと自体は立派なことですが、
どうも周りから敬遠されたりします。また、遅刻の常習犯でもなぜか
人から好かれている人もいます。
この違いは、その人の統合の世界が「広いか・狭いか」
によるものだと考えられます。
統合の世界が狭いと緊張して息苦しく、
自分の考えと反することを排除しようと懸命になります。
これは、自然性を失った状態とも言えます。
自分の中にある正しさや合理性を外の世界の不合理や矛盾と
統合させていくこと(ありのまま)、これが自己受容の働きになります。
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大切なことは、これら自己にとっての矛盾や不合理な体験に
人生の成長に役立つメッセージを感じとることです!
そして、そのためには「静寂」が必要です。・・・続く

自己実現とは。

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BT学では、「自分の持って生まれた性質や性格を
活かして生きること」としています。
また、「創造と愛と自己統合」も自己実現の要素です。
一般的には、ユングの説が役に立ちます。
「ユングは、個人に内在する可能性を実現し、
その自我を高次の全体性へと志向させる努力の過程を、
個性化の過程、あるいは自己実現の過程と呼び、
人生の究極の目標と考えた」(河合、1967)。
つまり、自己実現とは、確定した一点があって
それに到達することを意味するのではなく、
つねに進む一つの過程であることに意味があるのです。
これまで述べてきた「自己受容」や「自己統合」は
自己実現の行動になります。
「自己受容の態度を持って自己を統合し自己実現する」


☆☆☆
そうです! 私たちはすでに自己実現の過程を
進めているのです!
ある一点に到達することではなく、そのプロセスこそが
自己実現なのです。


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明日は、「どうして自分は変わらないの?」
自己同一性について考えてみましょう。

なぜ変われないのか1

自己同一性

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自己は変わりにくい傾向があります。
心配性の人はすっと心配性ですし、
行動的な人はずっと行動的です。
これを自己同一性と言います。
BT学を学んで「あなた、明るくなったね」と言われると、
人はその人に「特別な何かがあったのか」と注目します。
この意味からも自己同一性は安定しています。
この謎に迫ってみましょう!


あらゆる人間の知識のうちで最も有用でありながら
最も進んでいないものは、
人間に関する知識であるように思われる。
ジャン=ジャック・ルソー

・・・・続く

PS:専門課程教書P16P~P25、P432(部分と全体)を
読み返してみてください。
オンデマンド(通信)の学生は、再度DVDを。
次回へ。

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なぜ変われないのか2

(復元力)
私たちの身体は新陳代謝により、
ほぼ三ヶ月たつと全身の組織が入れ替っています。
しかし、腰痛の人は腰痛が続き、肩こりの人は肩こりが続く、
不眠症の人も、抑うつ感を持っている人も3ヶ月後には
その状態が再現されています。
これは、ある意味でホメオスタシスの復元力が働いていると
考えることができます。
また、身体は遺伝子情報により再構築されていることも
忘れてはならないでしょう。
この身体の復元力が性質や性格にも働いていると
考えてみてください。
そう考えると心身の再構築は簡単ではないことが想像できます。

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(進化するということ)
では、どうすれば負の自己同一性に変化を
与えることができるのでしょうか?
自己統一性はある種の適応傾向とも言えますので、
その適応を強いられる自分と社会との
関わりを変化させるのです。
つまり、環境(生存条件)が変わることで進化が生まれるのです。
ドイツの哲学者、ニーチェは「危機に出会え」と述べましたが、
リスクを伴う変化は、私たちに進化を迫ります。
しかし、進化を促す局面には常に危険が伴います。

生物の進化の過程を振り返ると,
環境の変化に強い生物ほどその能力を発展させることはありません。
逆に、環境の変化に脆い生物ほど進化が目覚ましいのです。
そういう意味では、人間は進化の頂点に立っているわけですが、
最も環境の変化に敏感で脆い存在とも言えます。
「人として生まれ人間として育つ」という人間の成長過程には、
困難や挫折が必要になるのです。


続く・・・

なぜ変われないのか3

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弱さは強さになる。
自己受容の本質は、
「自分の中に不足しているもの(ある意味では異質なもの)
を取り入れる」ことでもあります。
枯渇感は、自分の成長を信じるから生まれているのです。
現状に変化を求めない人には、
自己受容の態度は負担になるばかりです。
「ありのまま」を取り違えて、周り(社会)や気分に
流されていることを「ありのまま」と意味の合理化を行います。
「ありのまま」とは、「今の自分に何ができるかを考え行動する」
ことで、常に成長や進化に向かう姿勢を述べているものです。
客観的に自分を捉えあるいは感じて
(メタ認知「自己」を「自己以外」から区別する能力)、
適応させていこうとする態度は、進化に必要な強さなのです。


苦難に出会うこと、そして,その苦難から立ち直ること。
そのためには、脳幹部の活性化が不可欠です!


自己同一性からの脱却と行動変容
私たちの適応すべき対象は社会(他者)であると言えます。
ある種のコミュニケーションが社会統合を形成できるのは、
コミュニケーションの実践が社会性としての
人間の根源的な活動であるからです。
つまり、ホメオストレッチを行うことは、
相手を感じて自己統合をする世界を広げていくことになります。
さらに、脳幹を再活性させる生理学的なリラクセーション状態は、
脳幹に存在するドーパミン駆動の神経核(A10神経)により、
適応に必要な活力を再生します。
脳幹と脳の各部位を結んでいる神経は、
身体のみならず、知的活動に伴う「快(自己受容)」を生み出していくのです。


社会と自分の成長を目標にチャレンジしていくこと。
しかし、そこには「疲労」が虎視眈々と待ち構えています。
だからこそ、ホメオストレッチという技術が必要なのです。


続きを読む >>

シリーズ2.はじめに

本当に厳しい仕事や社会の中で、
心の栄養の時間を確保して、無理なストレスを除去、
明日へのエネルギーを蓄える。
現代はまさにストレスケアを大切にしていく時代です。
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道元は、
「証の得否は、修せんものおのずからしらんこと、
用水の人の冷暖を自らわきまうるがごとし」
ということを述べています。
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禅では、冷たいも暖かいも自ら体験しないとわからないので、
修行者がどんなに教えて欲しいと願っても
指導者はそれを教えることをしないで、
自ら悟らせるように指導するという意味で、
自分自身が体験して学び、それを活かすことによって、
自らを成長させようとする教えです。
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百聞は一見にしかず、
百見は、百考にしかず、
百考は、一行にしかず。
一行とは体験することです。
頭で考えるだけでなく、
まずは、下段のことを体験してください。
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ホメオストレッチを12分の瞑想として行ってみます。
集中して、規則正しく、正確にホメオストレッチを行うだけ、
そして、あるがままに身体や感情、精神的なレベルで、
それぞれの声を心の耳で聴く。
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ホメオストレッチは心の滑走作り。
いつでも幸福が降りてこられるように・・・。
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新しい自分との出会い。
何もしないで楽をするより、
多少困難であっても夢や希望を持って
力強く前進していくことを「本当の自分」は
望んでいることに気付きます。
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静寂を信頼しよう!

.
つづく

ホメオストレッチの目的

ホメオストレッチはリラクセーションを目的とする技法である。
我々は緊張や不安、リラクックス感などの様々な感覚を、
体を通じて得ているが、そういった身体感覚は、
満腹感のように純粋に体で感じるものと、緊張や不安、
不快感のように心理的な部分が大きい割合を
占めるものまで様々ある。

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臨床の現場では、ストレスを感じている多くの人たちが
自分の体の感覚に気付いていないことが非常に多いようだが、
日常生活の中でも、自分の緊張に気付けていないのではないか。
それは、我々の心理的な悩みが大きくなると、
自分の体どころではなくなるということもある。
従って、リラクセーション法を訓練しようとしても、
自分の体に力が入っていることも、力が抜けたことも感じることが
出来ないという状況がある。
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体の状態(体の声)に注意を向けながら、
末梢である筋肉を操作していく技法がホメオストレッチであるが、
自分で筋肉を動かすのではなくて、
他動的に筋肉を動かすことによって、
自分の体にはこんなに力が入っていたのかと
容易に気付くことも可能になり、
逆に、体の力が抜けるとこんなに楽なのかという
感性も多く出てくる。自分の筋肉を他者から操作してもらうことで、
緊張や弛緩に対する感覚がより敏感になっていくことが
非常に重要である。
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自分の体に注意を向けて、
自分の体を感じるという心の要素があれば、
基本的に、自分の緊張に気付き、
やがて自分が脱力をしていっていることに気付くようになる。

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そのプロセスの中で当然ながら、心理的な変化も起こり、
気持ちにもゆとりが出てきて、少しずつ、
周囲の出来事に対して余裕を持って考えられるようになる。
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ホメオストレッチは筋肉を弛緩すること、
そのものが目的ではなくて、筋肉を弛緩することによって、
リラクセーション状態をいかに作り出すかという
大切な視点を持っている。
リラックスを通して身体感覚が高まると、
心理的な変化もその身体感覚についていく。
つまり、それは、ストレス反応である闘争、闘うか逃げるかという
闘争本能から離れることにもつながっていく。
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.


つづく・・・


身体感覚を磨く

身体感覚を体性感覚と表現したりするが、
そのような体性感覚の回復を
重視していくことが大切である。
我々がストレスによって心と体が分離された状態から、
統合された状態へと回復していくことができれば、
自分自身が感情をイキイキと感じるようになり、
体を通して人の喜びや悲しみを分かち合い、
生きがいや幸せといった人生の本当の喜びを
たくさん感じ取ることが可能になっていく。
このような目標に向かうということが、
ホメオストレッチの技術の重要な方向性である。
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我々の体に働いている「自然治癒力」
といった体の機能を回復させる
様々な技法がこれまでにもあった。
それらは、異なる文化の中で発生して、
それぞれに固有の哲学や世界観、身体観を持っている。
しかし、体の機能を回復させるという点では
共通しているのである。
.
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.
様々な技法について、背後にある哲学、
回復における説明方法などを検討したときに、
数の多さといい内容といい、なかなか一筋縄ではいかない。
また、身体を回復させた後に何を目指すのかという
究極の目的もそれぞれの技法で異なったものがある。
しかも、これまで人類が試してきたことや
今日まで試されてきていることなど、
それらの技法は通常開かれたものではなく、
閉ざされたものが多い。
.
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新しいリラクセーション法を開発していく中で、
先人が何を考え、どのような技法を発生させていったか、
そして、それをどのように使っていったか、
こういったものを考察して、
その中における共通性を取り上げることは
きわめて重要な作業だと考えていた。
.
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ホメオストレッチは、その意味では、
多くの歴史的技法にヒントを得ている。
リラクセーションに関連していたものを
取り上げていくこと、そして、それらを検討して整理して、
有益なものを抽出する。
そういう繰り返しの中で、既存の要素の新しい組み合わせ、
それらのリラクセーションに関しての関連性を見つけ出す。
長い時間を臨床で重ねてホメオストレッチを完成させた。
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紀元前2000年前、
今から4000年くらい前のインダス文明に
ヨガの発生があると考えられているが、
そういった古い人類の哲学や技法の中には、すばらしいものがある。
すばらしいと感じるのは、
それらには、自然に対する畏怖や畏敬が
感じられるからである。
「自然に学ぶ」という姿勢は、人間が生かされているという
謙虚さでもある。
.
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つづく。

「人生は配られているカード」

人生の中では、人は生かされているという謙虚さと
同時に、いかに生きるかという能動性が求められている。
したがって、人生をどう生きるかという問題は
誰にとっても大きなテーマである。
また、生まれる環境や親を自ら選択できない点から見れば、
人生はすでに配られているカードを使って、
どうゲームを進めるかということでもある。

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ここで自分へ配られているカードを大いに気にするが、
良い手札であれば必ずしもゲームに勝てるという保証もない。
また、悪い手札であっても、引き寄せるカードの
組み合わせによっては、十分に勝てることを知っておきたい。
.
.
.
ところで、私たちの潜在意識の情報は、
無意識の行動パターンの情報と言える。
しかも、そのパターンは、あるフェーズ(局面)に対して
、ほとんどオートマチックに検索され無意識に
行動化されていると考えてよい。

しかし、いったいどれほどの行動情報を
私たちは保有しているかというと、
これは、自分が生きてきた時間に行った思考や体験ではなく、
遺伝子的な情報を意味する。
例えば、自分から20代(約600年)さかのぼれば100万人の
血縁者が存在している。さらに30代(約900年)さかのぼれば
10億という膨大な母集団が現れるのである。


・・・つづく

一休み

「かぐや」地形カメラによる制御落下軌道の3D動画です。


しばし、月の世界へ!

http://www.youtube.com/jaxachannel

利己的な遺伝子

月面はいかがでしたか?
地球と異なりモノクロの世界は、
静寂というより、「ゼロ」の世界ですね!

さて、続きです。
情報を持つ遺伝子は死滅することなく、
肉体細胞を移り住むことを繰り返している。
そして、遺伝子は間違いなく、ある「意思」を持って生きている。
その意志とはリチャード・ドーキンスの説を借りれば、
極めて利己的(自己中心的)である。
しかし、個体レベルでの生存競争社会では、
利己的な行動をとる個体より、あきらかに利他的な行動をとる
個体が「うまく生きること」ができる。


もし、すべての個体が利他的に生きることができるとすれば、
その個体の集団は大きく繁栄するであろうし、
利己的な個体が一個でも現れれば、その個体は
利他的な集団を思う存分に食い物にするであろうが、
ジョン・メイナード・スミスとジョージ・プライスの研究では、
これらの利己主義者による侵略は自然淘汰されると説いている。


つまり、遺伝子にある「利己的」なプログラムをコントロールして、
人間の意志の力による利他的(他愛的)な行動をとることが、
自分の人生を成長させ、社会に適応していくことになる。
利己的な私たちが、意図的に利他的な生き方をすることに
自分という主体的な生き方があり、人生を創造する意味がある。


・・・つづく

情報の検索

さて、利他的な生き方が利己的な自分を
社会の中での生存条件を高めていくと述べたが、
さらに、重要なポイントがある。
それは、遺伝子情報は、身体レベルだけの伝達だけではなく、
行動(心の動きを含む)の伝達も行われていることだ。
.
.
.

ユングは「心の構造」について、意識、個人的無意識
集合的無意識の3層からなると説明している。
意識というのは自分で認識できる心。
個人的無意識というのは個人の経験から生まれた
自分では意識できない心。
・自然に忘れ去られた意識内容
・意識が抑圧した内容
・意識されない感覚的な痕跡の内容
.
.
.

集合的無意識というのは
人類全体が共有する普遍的な心。
また、この集合的無意識は、直感的な
イメージとして認識可能であると説明している。
この集合的無意識という概念は、ユング独自の概念で、
フロイトには見当たらない。
.
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.


ユングが述べていることは、遺伝子情報からも
説明可能である。
20代さかのぼれば100万人、30代さかのぼれば10億の
血縁者が現れるのである。
「わたし」という個体は、その頂点に立っていて、
その過去の膨大な情報を検索しながら
生きていると考えてみよう。
.
.
.

・・・つづく

潜在意識の検索システム

膨大な過去のデータを保有している「わたしたち」は、
いったい、どのようにその情報を検索しているのであろうか。
.
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.
表層的な生活の行動パターンは、生活習慣によって
ほぼオートマティックに支配されている。
深層的には(無意識の行動)、身体情報は常時、求心的な
経路を利用して脳中枢にコントロール信号を発している。
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エドモンド・J・コブソンは「完全にリラックスした身体には
不安な心は宿らない」と明言している。
.
.
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基礎課程の教科書に、「健康も幸福も同じ身体状態である。
また、病理と不幸も同じ身体状態である」と書いているが、
これは、言うまでもなく「緊張と脱力」の相違である。
.
.
.
「緊張」という身体状態は、膨大なデータの
中から「緊張」に相当する情報を検索していく。
そして、過去の緊張体験を無造作に再生する。
また、「脱力」という身体状態は、同様に膨大な過去の情報から
「脱力」につながる情報を引き出し、その幸福な
体験を再生して、天啓のように私たちに感動と
生きる喜びを感受させているのである。

つまり、「脱力」は究極の幸福法と考えることができる。
.
.
・・・つづく

カウンセリング心理学の売れ筋の3位に。

連載は休憩、今日はちょっとしたニュースです。
Amazonアイテム別売れ筋ランキング(2009年6月29日現在)
心理学本の売れ筋ランキングの3位に
「バランスセラピー学入門」が3位に入っていました。
私も改めて読んでみよう!(笑)


1位 ) カウンセリング心理学入門 (PHP新書) 國分 康孝 PHP研究所


2位 ) 心理学博士が書いたお客様の心理をつかむ
カウンセリング営業術―営業現場でつかえる実践心理学
57のケーススタディ 鈴木 丈織 かんき出版 2002-03


3位 ) 「バランスセラピー学」入門
―体からアプローチするカウンセリング心理学
美野田 啓二 現代書林 2001-07-13

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4位) わかるカウンセリング―自己心理学をベースとした
統合的カウンセリング 向後 善之 コスモスライブラリー 2004-07


5位 ) アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの
育て方―人はだれに心をひらくのか 岩井 俊憲
コスモスライブラリー 2000-08


6位) カウンセリング心理学―カウンセラーの専門性と
責任性 渡辺 三枝子 ナカニシヤ出版 2002-05


7位 ) 総説カウンセリング心理学 福島 脩美 金子書房 2008-10


8位) 家族カウンセリングの技法―家族を援助するアドラ
ー心理学 バーニス・ブロニャ グランウォルド 一光社 1997-07


9位 ) 悲しみに寄り添うカウンセリング
(シリーズ 人間性の心理学) 畠瀬 直子 大日本図書 1997-10


10位 子育てカウンセリング「育てなおし」の
発達心理学 井原 成男 福村出版 2008-12



いい話!

今日は長澤先生のブログを紹介します。
とてもいい話が読めます。

http://www.btu-kashiwa.com/blog.htm

プロフィール

ホメオストレッチによる生理学的リラクセーション法を開発した、 ストレスケアの第一人者。BTUの代表。

June 2009

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